『ラプラスの魔女』の前日譚。スキー選手、野球選手、息子の事故、音楽家の苦悩、温泉地での事件とそれぞれバラバラのテーマだけど、それにラプラスの魔女主人公の円華が絡む。
ラプラスの魔女は正直終盤以降がイマイチでそれほど読んでいてワクワクしなかったけれど、これは良かった。逆にラプラスの魔女を読んでこういう素性なのかとわかった上で読んでいるから面白く感じたのかもしれない。
この「魔力の胎動」さえ読めば、魔力の胎動→ラプラスの魔女でも、ラプラスの魔女→魔力の胎動でもどちらの順でも楽しめる気がする。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/03/23
- メディア: 単行本
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