『誤解だらけの人工知能 ディープラーニングの限界と可能性』を読んだ

「AIが仕事を奪う!」だの「AIで人手不足も業務も何でも解決!」みたいな記事が溢れていて、自分の肌感覚では「あれ?そんなに両極端なの?」という思いがありこの本を読んでみた。


読んでみて、自分のこういったモヤモヤした悩みは大方解決した。
2018年現在のAI(ディープラーニング)は万能ではなく、また空気も読めないという現状を踏まえた上で2020年代、2030年代、2040年代の世界を予測しているので、予備知識がそれほどなくても面白く最後まで読むことができる。
「壁の木目が犬に見えるとディープラーニングは犬と判断するけど、人間はどんなに木目が犬のように見えても絶対にそれが犬だとは思わない」、このあたりが人間の現時点での優位性と将来のヒントかなと。


今日明日劇的にAIが全てにとってかわるわけじゃないけれど、少しずつ浸透していく世界に備えて人工知能についての関心と知識は持っておこう、そう言われた気がした。