秩序のない現代にラ・マヒストラル

来週発売のGスピリッツ最新号の特集は「90年代の新日本ジュニア」らしい。
ライガーエル・サムライ、金本、大谷、高岩、保永、他団体からの参戦も含めるとハヤブサ、邪道、外道、サスケ、デルフィン、TAKAみちのくグラン浜田ウルティモ・ドラゴンワイルド・ペガサスブラックタイガー……おお、選手の名前を出すだけでピッカピカに輝いている黄金期が見える。


飛び技や投げ技、丸め込みが今より派手だったり複雑ではなかったりしたけれど、一瞬の輝き、ぶつかり合う感情は90年代でも全然負けていない、むしろ勝っている部分があったと思う。選手を思い出しそこから試合を思い出すともうワクワクする。
Super J-Cup、J-CROWN、BEST of Super Jr.など、ジュニアのための大会もこの頃から充実してきて、毎回ニュースターが登場していた気がする。J-CROWNなんて登場8選手全員がベルト持っていて、トーナメントでそのベルトを賭け、優勝者は8本総取り、八冠王になるというまさに夢の大会だったなあ。


ネットもない時代だったから、突然テレビに現れ見る者の心の3カウントを奪い夢中にさせてくれるヒーローが確かにいた90年代。嗚呼こりゃ発売日が待ち遠しい。いつだって素晴らしい時代はある。