土曜の『やさしい夜遊び』で初めてフルオンエアされた『栄光の男』にシビれっぱなし!
思わず目を細めて歯を食いしばるようなメロディに、心からじわっと涙が出てくる歌詞。悩みや難問に立ち向かっている時こそ感情を揺さぶってくる曲になっていると思う。
「信じたものは皆メッキが剥がれてく」
「悲しくて泣いたら幸せが逃げていっちまう 一人寂しい夜涙こらえてねんねしな」
と一番から胸に突き刺さる鋭い言葉。
曲全体が好きだけど、特に二番のサビが良い。一番からここまでで溜まった感情を一気にここで爆発させてくれる。悲しさもあるけれどしっかりと現実を見つめ、そして希望を持たせてくれる。
「生まれ変わってみても栄光の男にゃなれない」
「鬼が行き交う世間 渡り切るのが精一杯」
「老いていく肉体(からだ)は愛も知らずに満足かい?」
「喜びを誰かと分かち合うのが人生さ」
そして三番で
「I will never cry この世は弱い者には冷たいねえ」
この世は弱い者には冷たいとストレートに言ってくれる。思っているけれどストレートに言ってくれる人はいない、それを言ってくれた。現代は生きづらい。でも生きていかないといけない。栄光の男にゃなれなくても。
『栄光の男』、一発で惚れて、そしてこれから聴けば聴くほど好きになること間違いなしの曲。