ガク割で入りau一筋

最近の携帯各社のCMを見るたびに迷走しているなあと思ってしまう。
庭とかAnswerとか言われても全然伝わってくるものがない。庭は何を伝えたいのかよくわからないし、Answerはこれから展開していく序章だとわかっていても何がAnswerなのかCMでは伝わってこなくてAnswerと逆の単語が浮かぶ。犬シリーズもよくわからないけれど、インパクトだけはある。
料金プランや契約体系がどんどん複雑になっていくのだからせめてコマーシャルくらいはわかるものにしてほしいなあ、と個人的には思う。
機能やデザインなどいろいろな部分を売りに出してきたけれど、最近の純増数等を見ると携帯を持つ場合一番に考えるのは結局値段なのかな、と思う。ソフトバンクかましたら一気にキャリア乗換えで流れたのはCMではないけれど予想外だった。それくらい値段重視のユーザーが多いのだと思った。昔はiモードがあるから、という理由で料金は高くてもドコモという感じだった気がする。
携帯電話って結局は「なければ困る」ものではなく「あれば便利」という物になってしまった気がする。各社の料金競争は使うほうとしては大歓迎だけど、それによって自ら「あれば便利」という面を強めてしまったように思える。「多少高くてもiモードのドコモ」というのはもう昔話のようで。ちなみにそれに対抗するのはソフトバンクの前のボーダフォンのそのまた前のJフォンでもなく、「学生さんは金がない」のガク割でもなく、ピッチだった気がする。
これだけ普及率が高いのだから「高くても欲しい」と思える方向に持っていけたような気がする。デジカメや音楽プレーヤーは一緒に買ってもらえないからとりあえずそういうのが入っているケータイ、という学生が助かるケータイはソフトウェア不具合と動作もっさりとバッテリーの持ちという宿命と戦っていくと思うけれど、自分が学生の頃にあったら確かに欲しいと思ったはずなのでこの方向性はあってもいいと思う。あとは学生以外の大多数に「高くても欲しい」と思える携帯を見せてほしい。値段じゃない魅力、それこそ長年のauからMNPしてもいいと思えるような携帯が見たい。今は携帯にあまり興味がないので、もう一度学生の頃のような「持ってみたい!」と思える気持ちにさせてほしいなあ。もちろんauで出るならそれが一番。