サザンは永久に不滅です!

帰り駅のホームで新聞を持って歩いている人を見た。
そこには「サザン解散」の文字が。
えっ!と驚いてすぐにキオスクに行った。キオスクの夕刊紙一覧を見ると東スポだった。
買って早速見てみると「スクープ!!サザン解散」の文字。どうせいつもの東スポ書式で、新聞広げると下に小さく「か?」と書いてあって「解散か?」になるんだろうと思ってみたら何も書いていなかった。そのまま「サザン解散」だった。
記事を読んで以下抜粋。


・デビュー30周年を迎えた国民的人気バンドサザンオールスターズが来年以降、本格的な活動休止に入る
・近日中にも正式発表される見込み
・ボーカル・桑田佳祐はソロ活動に専念する
・活動休止を知らせるマスコミ向けのアーティスト写真も撮影済み。ただ、決して悲観的なものではなく、写真はポップで笑える感じ。桑田がサザンから巣立っていくというイメージ
・コンサートツアーの開催と同時に、来年の活動休止まで発表する予定
・「サプライズ好きの桑田さんのことだから、活動休止をウリにツアーを行うのでしょう。その一方で、早く活動休止を宣言したい桑田さんの意向もあるのではないでしょうか?」「サザンでも曲や詞を作るのは、ほとんど桑田さんですしね。『ソロでも変わらないじゃん!』と、むなしさを感じることもあったようですよ。」(中堅レコード会社関係者)
・活動休止後の再開時期は「まだ何も決まっていない」(音楽スタッフ)
・今回の活動休止が事実上の解散なのでは?
「写真まで撮るくらいですからね。これまでの活動休止とは意味が違うと思いますよ。まあ、あれだけのスーパーグループ。知名度や集客力を考えると、解散は考えづらいですが…。すべては桑田さんの気分次第でしょう」(音楽ライター)
・サザンは武藤、ソロはムタ


記事を読んだけれどどうも信じられない。
アーティスト写真は撮っているかもしれないが、解散を前面に出したものとは信じられない。ポップで笑える感じというのは今までに何度もあったし、最近では毛ガニさんがヘルニアでツアー出られなくなったときに「セミリタイア」というタイトルでセミの着ぐるみで出たことがあるくらいだから、ネタ要素は満開だと思う。ただ、解散が出てくるとは思えない。
活動休止なんて決まっていないのに、活動休止後の再開時期が未定と飛ばし記事すぎるよ。
中堅レコード会社関係者の話はつっこみたいところばかり。中堅レコード会社関係者って誰だよ!とまずそこからつっこみたいが、「早く活動休止を宣言したい桑田さんの意向」「『ソロでも変わらないじゃん!』とむなしさを感じることもあったようですよ。」というのが全く信じられない。『SWITCH』特別版や代官山通信を読むと、桑田さんがそんなことを考えているなんてとても思えない。本当の心の内は雑誌や会報にも言わないとは思うが、それでもインタビューで語っている桑田さんの今の気持ちや今後の考えがまるっきり嘘だとは思えない。
この東スポの記事に対して、公式HPでは
★ 本日(5月12日)発売一部夕刊紙でのサザンオールスターズに関する報道につきまして
というタイトルで推測で書かれている記事だとしている。サザンの今年の活動については来週19日に正式発表されるらしい。「メンバー及びスタッフにとりまして、30周年を迎えることが出来る感謝の気持ちと今後の活動が更に充実していくことを前提とした活動内容の発表」になるらしいから、19日の発表を前向きに待つばかり。


東スポらしいといえばらしいが、ファンにとっては心臓に悪すぎる。しかし東スポだから冷静に受け止められたというか、失礼ながら「東スポでしょ」という気持ちで読めた。
嘘であってほしい。嘘に違いない。嘘じゃなきゃ嫌だ。絶対に嘘だ。
『SWITCH』特別版のロングインタビューで語っていた
「一番言いたいのはファンへの感謝です。それ以外の何物でもない。本当にお礼を言いたい。あとはその気持ちをどう表現するかです。」
という桑田さんの言葉を信じたい。
東スポさん、気分しだいで(記事を)書かないで!思い過ごしも東スポのうち。東スポは罪な奴。


ちなみに電車内でこの記事を読み、読み終わってから裏返したらもう一回驚いた。
阪神Vなら甲子園サンバカーニバル 六甲おろしもサンバ」という見出しとともにほぼ全裸の本場リオのカーニバルのダンサーの写真がデカデカと載っていた。
席に座って一面を読んでいたので、向かいの席の人にはこのダンサーの過激ショットを見せていたことになる。これはきつい!恥ずかしい!さすがに最終面は読まずそのままたたんだ。
東スポさん、一面だけじゃなく最終面まで何してくれるんだ!


一面


最終面