壮大な物語完結。アーダム、ファラー、サフィアーンの三人の物語に酔わされる。そしてその物語が「災厄の書」になるのだと思いながら読み進めていくと先が気になってしょうがない。
そして最後に語られるのはこの災厄の書作成の真の目的とその結末。予想を裏切るその展開に驚いた。
こういう感じの小説を読むのは高校の頃読んだ『ラムセス』以来だった。最初はとっつきにくいけどハマるとやめられない。
- 作者: 古川日出男,片岡忠彦
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2006/07/22
- メディア: 文庫
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