切ない、悲しい。トリックの破天荒さ以上に事件にかかわる全ての人の心情の描写が素晴らしかった。これだけ登場人物の心情を丁寧に書けているからこそのトリックなのだと思った。切ない、「歯車」さえもかわいそうであり切ない。
「直木賞」に「このミステリー」と有名な賞を受賞している作品だったので、本当にそれほどの評価を受ける作品なのかと思いながら読んだが、参りました。
- 作者: 東野圭吾
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2005/08/25
- メディア: 単行本
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