とある風景

3時頃用事があり一旦帰宅した時のこと。途中信号で止まっていると、後ろから小学生の声。「××ちゃん?聞こえる?」周りで振り向く子供はおらず、その本人の声も大声ではなく普通の会話程度の大きさ。となると携帯電話で下校途中に話しているのだと判断し少し悲しくなった。小学生のうちから携帯電話かよ。別に貧乏人のひがみではないが、小学生の時くらいは持たずに小学生らしくいてほしい。
ほんの1秒か2秒でそんなことを思っていると、私の横をその小学生が歩いていった。その瞬間自分が間違っているのがわかった。電話は電話でも糸電話だった。授業で作ったものだろうか、××ちゃんと思われる友達と糸を張って電話をしていた。その光景を見て微笑ましくなると同時に自分の考えの愚かさを恥じた。
変な偏見を持ってすいませんでした。