2006-12-03から1日間の記事一覧

『探偵ガリレオ』を読んだ

非常に科学的な話。それも高校以上の科学的知識が出てくる。高校程度の知識も出てくるけど、ある程度広く知っていないとトリックがわからないと思った。「爆ぜる」なんて「黄色い火」という言葉で理系の人ならトリックがすぐにわかると思う。ただ、専門分野…

『中原中也詩集』を読んだ

自分の勉強不足を感じた。まだまだ未熟であるしわからないことだらけだ。中原中也詩集 (新潮文庫)作者: 中原中也,吉田ヒロオ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2000/03/29メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 55回この商品を含むブログ (75件) を見る

『図書室の海』を読んだ

「春よ、こい」と「図書室の海」が特に良かった。「春よ、こい」は春の色が見えるかのような書き方とちょっとファンタジーな話でひきこまれた。「図書室の海」は「六番目の小夜子」の番外編として楽しめた。そういうこともあったのかと楽しめる。もう一つの…

『好き好き大好き超愛してる。』を読んだ

読みづらかった。そして何を言いたいのかがイマイチわからず伝わってこなかった。タイトルのことを言いたいのだとは思ったけど、正直読んでも中身が入ってこなかった。同時収録されている『ドリルホール・イン・マイ・ブレイン』も同じだった。読むのが辛か…

『人のセックスを笑うな』を読んだ

この小説を読む前にナオコーラ氏のエッセイのような連載を毎週読んでいた。とても鋭い感性を持っている人だなと気になっていた。 最近読んだ本の中では一番読後感が良かった。爽やかで、ちょっと沈んで、でも爽やかで。 なんというか、何が良いとか書きづら…

『怪 vol.21』を読んだ

特集の「一軒百怪 家屋敷に潜む妖怪たち」が非常に充実している。妖怪の絵の部と文章解説の部に分かれており、解説では座敷、寝室、囲炉裏、厠などそれぞれの場所に分け、さらにその地方に伝わる妖怪を場所とともに紹介しているのでとてもわかりやすい。 さ…