散歩中 しゃがむ姿勢に 師は我が子

お昼前に子どもと散歩をしていた。
歩けば10分もかからない道も、興味があちこちに移ってなおかつ自分の好きなようにしないと気が済まないお年頃なので30分以上平気でかかる。
急にしゃがみ込んだと思ったら道路のアリや木の実を一生懸命眺めている。もういいんじゃない?と思ってもずっと夢中になっている。


知らないことばかりで10しか知らないまだ狭い世界で10のことを一生懸命知ろうとしているから全てのことが気になって時間を気にせず追求できるのだと思う。できるというかそれが当然という感覚なのだと思う。
10000のことを知っていて(わかっているわけではなくあくまで知っているだけだけど)、ある程度のことはなんとなくそんなもんだとわかったふりができて、なおかつ一日の時間を気にすることができる大人になってしまった自分には見えない世界を今の娘は見られている。羨ましい。
早く帰ろうよ〜と思う自分はなんとなく世界のことがわかっていてこの後の予定もわかっている。でも娘はそんなこと知らないし考えなくていいし関係ない。ただただ今目の前の気になることに夢中になっている。


そんなに夢中になれる娘が羨ましいし、その姿勢には尊敬できる。本当に子どもから学ぶことがいっぱいある。
娘みたいに時間も何も関係なく夢中になって追求したい。師は我が子だ。