「いただきます」

先週忘年会に出たけど、どうも苦手。人見知りとか普段ほぼ話さない人と一緒とかノリについていけないとかいろいろあるけど、やっぱり一番苦手なのは料理残すこと。


忘年会で大人数だからどうしても予約はコースになるのはわかるし、それしかないと思うけど、コースになって大人数でやっていると料理が残っていく。
誰も手を付けなかったり、最後の一つのお見合いだったり、お酒や会話のほうが楽しくなって食べるの忘れたり、そもそもコースで料理は勝手に出るから自分の嫌いなものがあったりと、理由はいろいろあると思う。その結果、料理が残っていく。
前半は次の料理が来るからスペース空けのために食べきることがあるけど、料理全部揃った後はもう皿の移動がないので「料理を全て食べて皿を空ける」という考えがなくなる。そうなると段々と料理に手を付ける人が減っていつまでも残ったままになる。


今回もそうだった。なるべく食べようと思っても一人で全部食べきれるはずもなく、また、離れた席の料理には物理的に手が出せず、いろんな料理が残ってしまうのを見た。お酒や雰囲気に酔って「わーい!」な気分になれれば良くも悪くもそんなこと気にならないのかもしれないけど、そうではない自分にとっては辛かった。


学生時代貧乏で、本当に食べられることに感謝の日々だったので(過去形だが今もそう)、ご飯を残すということが信じられない。また、部でお世話になっていた店の親方が「お前らにお腹いっぱいになってほしくて一生懸命作ったんだから、全部食べてくれよ」と言っていたのも忘れていない。だからご飯は残さない。


コースでもみんなが「残さない」という気持ちがあれば残ることはないのかもしれないけど、現実にはそんな指令は出ない。だから飲み会やるなら気の置けない人たちとか、せめて残さないようになんとかできる少人数がいい。大人数でコース、これは一番残って悲しいことになる。


雰囲気悪くなりそうなので「料理が残るのを見るのが嫌」という理由で飲み会を断ることはないが(理由なら他にいっぱいある)、実際はそう言いたい。言えないのが小心者たる所以。本当に執拗に「なんでいつも飲み会来ないの?」と言われたらそう返すと思う。
食べられる、ってことが当たり前すぎてもうなんとも思わないのかな。


家では子どもに「ご飯残したらいけません」と教育している親が飲み会では料理を残す、うーん・・・