『居酒屋ぼったくり』を読んだ

新聞広告に載っているのを見て「お、居酒屋の小説なんだ、面白そう」と軽い気持ちで購入し読んだ。
軽い気持ちは買った後もそのままに、すらすらさらさらと読めるさっぱりとした作品だった。読みやすくさらさらなんだけど、その中の小さな出来事とそこに出てくる居酒屋の若主人と常連さんのやり取りがじんわりと温かい。
居酒屋が舞台なので様々な料理とお酒が出てくるけど、どれも興味を引かれて食べたい、飲みたいと思ってしまう。特に日本酒は知らない銘柄が出てきたので取り寄せてみたいなあと思わせる。
お酒を飲みながら読みたいと思える良作だった。続編が出ているそうなので次も読んでみようと思う。もちろん家で読む時はお酒飲みながら。

居酒屋ぼったくり

居酒屋ぼったくり