楽しくいきまひょ

昨日を超えて今日は機嫌が良い。清々しいくらいだ。昨日何があったかというと、良いことよりもむしろ悪いこと、怒れることがあった。それなのに機嫌が良い。ええ、良い気分ですよ。


昨日まで担当が一番燃えていて、「どうするの?」「今後予想は?」なんて質問だけされてアドバイスなんてほぼない状態が続いた。そもそも自分で火をつけたわけではなく、炎上しているところに投入されたのでいきなりそんなことを言われても、という感じだったのだが、それでもなんとか火消しをして、周囲で一番良い状況までもっていけた。


ここまでよくできたなあ、一緒にやっていた人も辛かっただろうけど共に策を考え効果が出たなあと思って報告したところ、「じゃあ、次これね」と今一番燃えているところへの出動命令が出た。
は?その前になんかないの?一番危ないのを一番安全な状態にまで持って行ったんだぞ。別に評価しろとも褒めろとも思わないけど、せめて労いの言葉一つくらいないのか?そもそも一番燃えていた時期誰か外部から助けてくれたか?


火消しを成功したら次の炎上のサポートをしろ、労いはなし。そんな状況に自分でも珍しいくらい腹が立ち頭に来たので、次これねと言われてからは無言状態。そして定時きっかりに退社し、日が暮れる前の田舎の景色を満喫した。
極度の怒りもその場を離れ、そして自分の好きな自然を見るとあっという間に消えていく。自分はなんでこんなしょーもないことで怒っていたんだろうと笑えてくる。


嗚呼、なんだかんだ言って偉い人たちは目の前の人たちを同僚だと思わずに工数、名無しの作業者だと思っているんだなと実感した。華やかなこと、耳障りの良いことを言うけど、結局自分のポジション守りと昇格が大事だからそんなこと言うんだなと理解した。
そう思って今の状況を少し俯瞰して思い返すと、なんとも滑稽だ。そして自分はなんでこんなことで熱くなっていたんだろうと思う。汚い同じ土俵で怒りや主張撒き散らすことをしようとしていた、恥ずかしい。そうじゃなく、同じ土俵に立っちゃいけない。違う、そうじゃない(鈴木雅之風)。


そんなことを考えて昨日家事をしていたらスーッと頭の中がクリアになった。もう話半分で聞いて適当な人間だと思われたっていい、楽しいことを考え、共感できる人とほどほどにやっていけばいい。関心は別のところにある。
小雨降るどうしようもない火曜だって考え方一つで楽しくなる。労いなんて求めちゃあいけない、人間の血が通う人と楽しい話できればそれでいい。