ベタな当て字だけど

棒茄子が出た。奉公先から年に二度貰えるという噂の棒茄子をいただいた。まさか丁稚の私まで貰えるとは。先輩は「最初は寸志だよ」と言っていたけれど、どこが寸志なんだ。「ちょっと前の学生時代の家賃+光熱費+電話代+食費等(=一ヶ月の生活費)<棒茄子」という状態では寸志なんかじゃない。学生時代の俺一ヶ月生活できるぞ、と思った。ありがたやありがたや。学生時代貧乏生活をしていた自分あげたい。そして一緒に納豆ご飯食べたい。
棒茄子をどうするかと思ったけれど、大きな物で欲しい物はないのでそのまま。新生活立ち上げの時にカード分割払いした2回目がまもなくあるから、まずはその支払いに使われるはず。あとは実家に送りたい。学生時代困った時助けてくれてありがとう。
奉公が終わった後直接帰るのもなんだかなあと思い本屋巡り。学生時代から夢見ていた本の大人買いができる、と思って何軒か本屋巡りをした。が、結局一冊も買わず。最近古本屋で買ってしまい未読小説が増えていたので今は我慢することにした。小説は我慢したけれど漫画は一冊買った。こち亀155巻。
やっぱり食に使うでしょ、ということでスーパー。シースーを買ってしまった。シースーに加えさらに惣菜、雑酒、ポテトサラダまでカゴに入れる無茶買いぶり。これが棒茄子パワーだといわんばかりの入れっぷり。
帰宅して豪華な食事を楽しむ。一食700円超えをした。外食のような値段を内で食べるという贅沢をした。シースーをつまみながら酒なんて学生時代は夢のまた夢だった。幸せが口の中から広がった。俺の一生にも、一度くらい幸せな日があってもいいだろう(長州、藤波撃破後風)。