四篇とも重い。テーマとなるものが重いし、それに対する書き方も重い。小説らしい盛り上がりにはやや欠ける。読むのに時間がかかった作品だった。
でも避けたくはないと思わせるのが重松清の力・技だと思う。重いけれど読みたい。
淡々と「現実」がある。それも誰もがつい気付かない、目をそらしてしまう、いつか迎える現実がある。
『追伸』でじんと泣けた。
- 作者: 重松清
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/02/20
- メディア: 単行本
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四篇とも重い。テーマとなるものが重いし、それに対する書き方も重い。小説らしい盛り上がりにはやや欠ける。読むのに時間がかかった作品だった。
でも避けたくはないと思わせるのが重松清の力・技だと思う。重いけれど読みたい。
淡々と「現実」がある。それも誰もがつい気付かない、目をそらしてしまう、いつか迎える現実がある。
『追伸』でじんと泣けた。