隣人さんいらっしゃい

朝起きたら隣の部屋でガタガタと音がしていた。なんだろうかな〜と思いながらうとうとしていたら声も聞こえてきた。
あ、隣人がもうすぐ住むんだ。隣が新生活の準備しているのにこっちで惰眠を貪っているのが申し訳なくなり起きる。
午後用事があって外出し、さっき帰宅したら隣の部屋の電気が消えていたから、今日は準備だけで本格的に住み始めるのはやはり4月からなのだろう。
ああこれで大音量で音楽を聞くことも夜に掃除機かけることも寝起きでテンション上げるために奇声ラッシュするのも不可能になる。
騒げないからもう大人数でやる飲み屋としての機能もなくなってしまう。両隣がいなくなって一年間、本当に自由だったなあ。
隣人がどういう人かやっぱり気になる。今のところ男性か女性かもわからない。性別や年齢はともかく普通の人であってほしい。
前の男性隣人はケミストリーとスピッツを大音量でかけ、しかも自分がボーカルになりきって歌うという行為を連日されたし、部屋を出る直前には三角関係のもつれで相手男性とドンガラガッチャンと部屋中を使ったデスマッチをし、中心人物であろう女性の「もうやめて〜!!!」という叫び声と泣き声が聞こえるという悲惨な状況だった。
沈静化し相手男性が帰った後、隣人が騒いだことを謝りに来たが、夜中の3時過ぎ。しかもおでこにでっかいコブと切り傷。リアルホラー。
もう片方の女性隣人は物音が一切しないという空気隣人。しかもこっちが自主休講二日連続してテレビっ子になっていた時も、一切外出しない。物音がしないし外出もしないというガチで謎に包まれていた隣人だった。静かすぎるというのも怖いものだ。
とにかく普通の人であってほしい。できればフレンドリー。
寝起きで寝ぼけて奇声ラッシュでテンション上げるなんてことしたら絶対隣人にひかれてしまう。それだけはしないように気をつけなければ。
ちなみにもう片方の部屋は入る気配なし。大学の合格発表も終わったのに。さすがボロアパート。