大流血戦

キャンパスの近くに献血カーが来ていた。こんな汚れた血で困っている人が救われるのなら協力しようと思い献血した。受付の人(もちろん初対面)になぜか「400mlですね?」とそれ以外選べないような確定口調で言われた。絶対に図体で決められた。まあ最初からどうせやるなら400mlと思っていたから別にかまわないが。
献血は前にもやったことがあって恐怖心などはないのだが、血を見るのが苦手でそれがちょっと嫌だった。刺した後の血がチューブを通って流れて行くのが一番苦手。だからできるだけ刺される瞬間は見ないようにした。それでもマゾというか怖いもの見たさというか、結局見てしまった。やっぱりダメだ〜苦手。1回針入るともうなんともないのだが最初がダメだ。部活で鼻血や切り傷で血を見たことはあるが大体興奮している時なのでなんとも思わないが、日常生活で意図的に血が出るのはふらっとくる。血を見るのは苦手っす。
そういえば針を刺す前に看護士さんに「何かスポーツやっていますか?」と聞かれた。なんでそんなこと聞くのだろうと思うと「筋肉がついていると血管見えにくいのよね〜」と言われた。まだ自分に筋肉なるものがあったのかと思いちょい嬉しかった。80kgのブーデー街道まっしぐらを止めねば。てか血管見えにくくてすみません。どこまで迷惑をかければ・・・
私の前の椅子に献血に来た女の子が私より先に200ml献血を済ませたものの、「ちょっと気分が悪い」と言って毛布をかけてもらって休んでいた。顔を見ると確かに顔面蒼白になっていて具合が悪そうだった。そこまでして献血に来るその女の子に畏敬の念を抱いた。すごいなと思った。俺なんか「献血で血抜くと巡りの関係で体良くなる」という先輩の言葉と「タダで飲み物飲めるな〜」ってのが実質的な理由だけに申し訳なく思った。私は献血が終わってももちろんピンピン。なんか気分がスッキリしてテンションが上がった。当日は運動禁止と貰った紙に書いてあったが、試しに研究室まで階段ダッシュしたが普通だった。落ち着きがないのもほとんど変わらず先輩に「お前まだ血の気多いからもう1回行ってこい。リッター抜きしてきてもらえ」と言われた。落ち着きなくてすみません。
献血した血液で生化学検査と血球計数検査なるものをしてくれて後で結果を送ってくれるらしい。その結果が今からかなり気になる。私の食生活とそこそこの運動は適切なのか非常に気になる。2週間以内で届くというのでそれまではいつもどおりの生活をしよう。もしも異常な値があったら・・・その時はとりあえず肉食と酒を控えめにしよう。
血はやっぱり苦手だなぁ。もう1つ「ち」がつけば大好きなのに。下ネタでおあとがよろしいようで。