「なにかのみたい」

昨日の晩ご飯前に、上の子から「なにかのみたい」と言われ、あー風呂上がりで喉乾いているのかと思い飲み物を出した。


ごくごく飲んでいて、特に何も思わなかったけど、飲みながらまた「なにかのみたい」と言われた。


「おかわり?」と聞くと「ちがうー」と返され、コップを覗き込むと確かにまだ残っている。


ん?どういうこと?


違う飲み物がいいのか?と思っていると再び「なにかのみたいー」と言われ、もう混乱状態。
「うーん、わかんない。何が飲みたいの?おかわり?」と聞くと、人差し指を水平に出して「なにかのみたいの!」と言われた。


人差し指の先はテレビを差していた。
テレビで飲みたい?テレビで何か飲みたい?テレビでなにかのみたい?


……ああっ!「何かの見たい」だ!とそこで電撃が走った。
娘は何か自分の好きな番組を見たいってことを言っていたのか。「(私が好きな番組の)何かの(を)見たい」ってことか。


ようやく言いたいことがわかり、何を見たいか聞くとアンパンマンという返事だったのでアンパンマンをつけた。娘も自分の言いたいことが伝わったことに満足なようで、それから静かにアンパンマン見ていた。


「なにかのみたい」、何か飲みたい、何かの見たい。なるほど。一つ日本語の勉強になった。
うーん、これにはやられた、参った。完全に飲み物リクエストのことだと思っていた。でも、飲み物は飲み物でごくごく飲んでいたよな。うーん、わからん。
もしかして「飲み物を飲みながら何か好きな番組を見たい」と二つのことを同時に伝えようとしていたのか?うーん、そうだとしたら高度すぎる。父にもわかる平易な言葉でお願い!