今朝海のあたりを走っていると、突然後ろから頭をパシッと叩かれた。殴るというような危険な衝撃とまではいかなかったので、「え？誰か知り合いが自分に気付いて冗談で叩いた？」と思った。
ちょっと怪しみながら振り返ると誰もいない。あれ？じゃあなんだったの？と少し視線を上に動かしたら、犯人がいた。
カラス。
お前か！どうやらカラスが頭上から急襲してきて頭を掴んできたようだった。
幸い頭に手ぬぐい巻いていたので特に怪我はなく、おー危なかったでまたランニングを再開したけど、またすぐに頭をペシッというかむんずと掴まれた。今度はすぐ振り返ったので、近くでヤツを見ることができた。さすがに怒って巻いていた手ぬぐいを外し、ブンブンと振り回して威嚇していたら飛んで離れていった。
カラスは今が繁殖期で凶暴化する時期だとは聞いていたけど、まさか自分が襲われるとは。手ぬぐいの模様がちょうど餌か何かに見えて、それがフリフリと動いていたから捕らえようと思ったのかな。
人生で初めてカラスから襲われるという経験をした。カラス襲撃という全く予想しないことが起きたのに、自分でも不思議なほど恐怖に襲われたりパニックになったりすることはなかった。普段はビビリなのにこういう時は落ち着く自分がよくわからない。単純にランニングで疲れていて驚く余力もなかっただけな気がするけど。
何もない穏やかな日曜を目指していたのに。とにかく怪我がなくてよかった。そして手ぬぐい頭に巻いていてよかった。
