桑田佳祐LIVE TOUR 2017「がらくた」!!!

女房と子どもを質に入れて(古い)桑田佳祐ライブ!
ライブ会場の東京ドームは、2015年のサザンのおいしい葡萄の旅以来。
その時はスタンド席で、まあ5万5000人入る会場ならスタンドが多数派だよなと思っていたけど、今回は入場時の席案内ペーパーになんと「アリーナ」の文字!
アリーナというだけでも嬉しかったのに、実際に席まで行ってみるとほぼ正面10番台列前半いう最高の席!設備などで視界が邪魔されることがなく10m先にステージ!肉眼で楽器などの機材が見える!なんという、なんという幸運が降りてきたのだろう。


そんなあまりにもいい席だったので開演前からそわそわして何度もトイレに行ってしまった。本当に、本当にこんな席でライブが見られるかと思うと緊張した。


そしていよいよ開演。ステージが照明で照らされるとそこにはツアーメンバー、そして桑田さん!全員肉眼でしっかりと見える!見えるよ!見えるんだ!と1曲目のイントロから大興奮!
ステージ近い席だからこそわかったこととして、ステージ両サイドの大型モニターは遠くに違和感なく音と画が聞こえて見えるように、あえてほんのわずかに映像を遅らせている。そんなことまでもわかるほどよく見えた、そして自分も集中して見て聞いていた。


ライブ中は席の良さを最大限利用して、基本的にずっとステージの生の桑田さんを見ていた。
憧れの人が確かにいる。目の前にいる。マイクに口をあてしっかりと歌っている。ドームの先から後方まで眺めている。その評定も見える。
そんなことを確認しつつ、こんな良いライブに行くのを許可してくれた妻を思い出すと、バラードでもないのに2曲目で早くも泣けてきた。


今回のライブのセットリストは新アルバムの『がらくた』を中心に置いているけど、曲と曲の緩急が絶妙で、アップテンポに寄りすぎず、バラードで固めすぎず、一曲一曲をしっかりとじっくりと楽しめるようになっていた。
そんな緩急心地よい進行だったからこそ、うまく耳も緊張もほぐれて終盤怒涛のラッシュを全身で思いっきり楽しめたんだと思う。オアシスと果樹園→悲しい気持ち→波乗りジョニー→ヨシ子さんはもう自分がこの世にいないかのような高揚感、浮遊感、絶頂感だった。


ステージから炎が吹き出す演出ではその熱さが伝わるほどの距離で、めくるめく夢のような時間を最高の気持ちで過ごすことができた。本当に、本当に素晴らしい思いをすることができた。


これだけの大観衆の前で桑田さん頑張っている。
自分も頑張らないと。そして人生にはこんな感じで楽しいことが必ずところどころにあるんだと確信できた。
だから、嫌なこと考えたり落ち込んだりクヨクヨしたりするのはやめた!
胸にしっかりと熱く優しいものを植え付けてくれたこのライブを原動力に、”まだまだひよっこ”だけど精一杯頑張るぞ!