摩訶不思議

家事やらない、仕事だけやればいいというおじさんだらけの職場では、「定時で帰り家事をやる」という考えは理解されないようだ。人の心配している場合ではないけれど、このおじさんたち本当にある日外に放り出されたら何もできないおじさんになるぞ……まあ仕事できれば外に放り出されることもないからいいのかな。でもいつまでも今の所属や会社があるわけないし。


規模も小さくなってきて、昔課長だった人が係長に落ちて、さらにはヒラに落ちて、同じ立場でやっているのに、なぜおじさんは上から目線で話をしてくるのだろうか。過去の栄光というのはここまで人を縛るのだろうか。


そんな疑問もあるけれど、今一番不思議なのはどう考えても規模に見合わない計画を立てて押し付ける上のやり方だ。そんなことするから下は混乱するし潰れてしまう、最後には無言でひたすら溢れていく。人もお金も渋って、でもやることは増やすぜ、やるに対し効率改善はないぜって、ブラマヨよろしくまさにどうかしてるぜ。毎朝鏡の前でそれを復唱して、自分がおかしいことを言っていないか確認したほうがいいんじゃないか。


そんな摩訶不思議、魑魅魍魎が跋扈する中、私はただひたすら定時で帰りたい、帰る。帰ると一気に楽しい世界が待っている。もはや日中の今の世界を楽しくしようとは思えないほど絶望した。百鬼夜行の外の世界を一生懸命楽しもう。