超有名作なのに今まで読んでいなかった。1939年の発表当初はすごい反響だったと思う。これ最初に読んだ人は犯人不明で「そして誰もいなくなった」となって呆然として読み終わったと思う。最後の告白がなければ全くわからないままの人がいっぱいいると思う。
「獄門島」「悪魔の手毬唄」「十角館の殺人」とこの作品の影響を受けた作品を先に読んだのが悔やまれる(もちろんこれらの作品めちゃくちゃ面白いんだけど)。ルーツを知ってから他を読むべきだった。特に「十角館の殺人」なんてこの作品への愛に溢れまくっているし換骨奪胎したものになっている。
名作の素晴らしさを改めて感じた。
- 作者: アガサ・クリスティー,青木久惠
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2010/11/10
- メディア: 文庫
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