『そして誰もいなくなった』を読んだ

超有名作なのに今まで読んでいなかった。1939年の発表当初はすごい反響だったと思う。これ最初に読んだ人は犯人不明で「そして誰もいなくなった」となって呆然として読み終わったと思う。最後の告白がなければ全くわからないままの人がいっぱいいると思う。
「獄門島」「悪魔の手毬唄」「十角館の殺人」とこの作品の影響を受けた作品を先に読んだのが悔やまれる(もちろんこれらの作品めちゃくちゃ面白いんだけど)。ルーツを知ってから他を読むべきだった。特に「十角館の殺人」なんてこの作品への愛に溢れまくっているし換骨奪胎したものになっている。
名作の素晴らしさを改めて感じた。

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)