『告白』を読んだ

ゾッとした。久しぶりに救いようのない系統の小説を読んだ。第一章の少年A、少年Bに対する先生の復讐からして恐ろしすぎる。
他人の心はわからない、それなのに他人に対してわかった気になる。各々の話、というか言い分が他者からすればズレや歪みになっていて、その歪みが関係者全員に広がって事件になっている。
読み終えても気になる部分が多々ある。その完全な咀嚼のさせない作りがよりゾッとさせる。

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)

告白 (双葉文庫) (双葉文庫 み 21-1)