いのち だいじに(ドラクエ風)

娑婆の空気はうまい!と感じるかなと思ったら実際は「ただただ暑い!」だった。
いつもならヒッキーするところだけど今日は逆にいろいろと動いて回った。本当は黙ってヒッキーしていろ、ということらしいけど久しぶりなのでちょっとは動きたくなる。
夜は「タイヨウのうた」を見てきた。YUI for 雨音薫の『Good-bye days』がいいなあと思ったので見に行ったのが最大の動機。あれが聴けたら(主題歌だから絶対聴けるわけだけど)もう満足というつもりで見に行った。
コンパクトにまとまっているな、というのが映画の感想。YUIは女優ではないので、やっぱり台詞のある演技は「演じている」と感じてしまった。ただ、台詞ではなく表情で演技する部分はうまかった。表情だけで伝わってきた。
キャストの中では岸谷五朗が抜群にいい。いい味出しているなあと思いながら見た。
序盤、中盤とかなり話の展開が速く、できすぎだったりありえない場面が目立ったりするが、ラストはいい意味であっさりとコンパクトにまとまっている。ラストはとてもよかった。いわゆる純愛ものにあるひっぱりや落ち込みを強調し続ける作りではなく、家族、恋人、友人の前向きな姿をうつして終わっていく。それがよかった。薫が父の言葉を否定して「死ぬまで生きる」と言ったのが素晴らしくよく、ぐっときた。
見終わって帰宅した後、本当にXPってああいう感じなのかと映画の公式HPを見たら「XPについて」というところがあり、見てみると実際のXPと映画のXPはかなり違いがあるようだった。
全体としては削りすぎで物足りない感じがしたけど、目当ての『Good-bye days』が聴けてよかった。映画館で聴きたかった。序盤とラストに『Good-bye days』持ってこられたらそりゃぐっとくる。
なんだかんだいって野郎二人でぐっときていた。お互いに見せないように。
映画全体を手っ取り早く知るなら某Tubeの『Good-bye days』のPVを見ればいいと思う。あれでいいなあと思って結局映画見てしまった。著作権侵害の温床だと言われているけど、こういうPRの仕方もあるんじゃないかと思った。某Tubeで見なかったら多分映画見なかったしYUIのアルバム、『Good-bye days』のシングルもレンタルしなかったと思う。


自分のことと無理矢理重ねちゃうと、やっぱり生きていることが最高であると思う。全然たいしたことではなかったけど、体調を崩した時に普段いかに幸せな状態でいたのかがわかる。ちょっと不健康になったけど、それだけでも健康であることの大切さ、素晴らしさがわかった。大切なものほど近くにあるけど気づかずついつい忘れちゃう、という言葉を実感した。
自分の体を大事にして、死ぬまで生きる、そのために今何をするか。今回の不健康日々と今夜の映画でついつい忘れてしまうことに目を向けようと思った。
生きましょう。