二極化

所得の多い家庭が難関大学に入る率が高いというデータを前にどこかで見た。まあ何を持って所得が多いとか難関な大学だとかはわからないが、お金を教育にかけられる余裕がたくさんあれば結果はいいものにはなりやすいとは思う。
大学に入るまでがこのように二極化しているという話があるけど、大学に入ったら入ったでこれまた強烈な二極化がある。
学費が払えず休学して一日中バイトして復学後の学費を稼いでいる人がいる一方で、家賃や光熱費を抜いた純粋な生活費として大卒の初任給より多く仕送りをもらっているのに「足りない」とぼやく人もいる。現実にこんな世界が大学の中にはある。なんだこの差は。
「なければ買えばいい、買ってもらえばいい」という考えを見ると時々絶望的な気持ちになる。お金が沸いてくるような環境が世の中のどこかには本当にあるんだろうなあと思ってしまう。
私が卵かけご飯を食べている時に、どこかで毎日外食している学生がいる。逆に私が学生生活を送っている間、学費のためにバイトしている学生がいる。
学生生活の二極化は激しくなっていると思う。