冬は米をとぐのが辛い。刺すような痛みとはこのことを言うんだろう。そしてだんだんと手の感覚がなくなる。そのぶんしっかりとおいしさとなって口の中にほかほかの状態で入ってくれるから最終的には大満足。
でもそう考えると洗濯板で洗濯をしていた昔の人は本当に偉いと思う。当時はそうするしかなかったからしょうがなかったのかもしれないけど、クソ寒い真冬に冷たい水の中に手を入れてごしごし服を洗うなんて現代人からしたら拷問だ。
米をとぐのが大変だといってもそれさえできればあとはジャーにセットしてボタン一つ押すだけでほかほかのご飯ができるからこれまた便利だ。昔の人は早朝に起きて寒い中釜に火をおこして炊いていたんだから、米をとぐのが辛いなんて昔の人からしたら戯言かもしれない。そういえば洗濯も入れたら洗剤入れてスイッチ一つでできる。
つくづく便利な世の中になったと思う。早く米をとぐのが苦にならない季節が来てほしい。それかボタン押せば米をとぐマシンが販売される世の中が来てほしい。でもそれじゃさすがにいろんな意味で味気ないか。