先週の発売日に購入するも忙しくすぐ読めなかった。
昨年の『アフターダーク』以来のハルキワールド。『アフターダーク』は個人的には求めていたものとはちょっと違ってかっちりと心にはまらなかったが、今作はかっちりとはまった。
タイトルに「奇譚」とあるが、超常現象、現実離れしすぎた話というのはない。あってもおかしくない話だなと思わせる、しかし奇譚。
1行、1行に村上春樹独特の文章表現が感じ取られ、「ああ、これこれ」という感じになった。私の求めている村上春樹だった。「偶然の旅人」が一番よかった。
村上春樹作品早く読みたいと思い、読み終わると今度はまた次を求めてしまう。村上春樹さん、罪な人です。
- 作者: 村上春樹
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2005/09/15
- メディア: 単行本
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