現実は厳しい

 夢破れて山河ありの夕食が終わったあとなんとなくだらだらしていた。「こんなんじゃずっとこのままだ」と思い走った。現役の頃(OBになる前の頃)は両膝が悪く階段の昇り降りもきつかったが、引退してから静養と治療、つまり怠けたおかげで痛みはあるものの走れるまでになった。走っている間は何も考えずにいられるからいい。ただがむしゃらに走ることでストレス解消になる。走り終わった後疲れと痛みが全身を包んだがちょい気持ちよかった。できればちょくちょく走って体力低下防止とやる気アップに貢献したい。習慣化したら距離を伸ばしてみたいなぁ。勢いで腹筋もしてしまった。しかし疲れてもすけべいなことは考えるもんだ。不思議なもんだ。そんな僕はいまだ思春期まっさかり。
 風呂入ってから今後の自分の生活をまともにしようと考えた結果「英語を頑張ろう」という結論に達した。実は大学入ってから英語を勉強したことがない。マジで。友達と楽な先生の情報収集に躍起になって、ほとんどが出席点のみで成績が決まる教科を選んだ。だから出席さえすればAがもらえるので全く成績と実力が伴わない。どうしても無理でテストのある先生を選んだこともあったが、辞書持ち込み可だったので身に付かない。というわけで英語は高校どまり。
 考えてみたら今の世の中英語なしでは通用しない。論文は英語だし、海外の大学に行きたいともちょっとだけ思っている。やっぱ英語やらねば。約3年ぶりに英語を勉強することに決めた。そう思っただけでも今日走ってよかった。
 早速本棚に隠れていた速読英単語・必修編を出して読んだ。・・・わからん!こんなに弱っているとは思わなかった。最初のページのsuperficialという単語から既にわからない。正直自分のダメさ加減に愕然とした。壁は高い。こつこつ毎日やろうと思った。すけべいなことはすぐ覚えられるからすけべいなことと関連付けて覚えよう。それなら飽きずに続けられる。やっぱり思春期まっさかり。