春と穏やかさ

いよいよ春らしい暖かさになってきた。ちょっと前まで白色の日差しを受けて白い息を吐きながら洗濯物を干していたのが信じられない。今はぽかぽかのオレンジ色の日差しを受けて快適に洗濯物が干せる。そして5時台からすっかり明るい。
週末は天気が崩れるみたいだけど、それでも春の陽気から崩れるのであればそれほど寒くもないはず。


こんな風に春を感じていると、気持ちも穏やかになる。目下それを乱すのはいつもの仕事。長時間労働の職場の雰囲気が非常に居心地が悪い。しかしできるだけ仕事を片付け定時で帰るようにしている。そもそも定時で帰るのが普通、というのはもはや通じないようなので、わかりあえない部分は歩み寄らないほうがいい。


毎日残業で家事をやらなくてもいい環境は、ある意味仕事に集中できる仕事人間にとってはいいものかもしれないが、うちは違う。帰宅して洗濯物取り込んで畳んで、風呂を入れてご飯作って、布団敷いて、一緒にメシを食うというれっきとしたアフター5がある。


「早く帰れていいね」「20時にはいつもいないね」と羨むなら、自分もそうすればいいと思う。少なくともそうなるような努力をすればいいと思う。そう思っているだけで何もしないなら、10年後も残業して同じこと思っていると思う。


穏やかに過ごしたい。頑張って、穏やかに過ごしたい。穏やかに過ごしている時は、頑張らない。