ステマじゃないよ

髭剃りのカミソリをジレットからシックに変えた。
ジレットは確かに切れ味が良いんだけど、髭があまり伸びない自分にとっては刃が鋭すぎるきらいがあった。髭が濃い人にとってはこの切れ味の良さは日々の手入れにちょうどいいと思う。ただ、私の場合髭剃り後にヒリヒリして、時には血が滲むのでちょっと大変だった。


学生時代は今よりもさらに髭が伸びなくて、そんなものに専用のコストをかける余裕もなく、100円ショップの何本いくらのT字カミソリを時々使っていたけれど、社会人になって少し欲が出て専用カミソリにグレードアップした。
T字カミソリでは1枚刃でとにかくちょっとしたことで血が出るわ剃りにくいわで、時々しか髭剃らなくても辛かったけれど、ジレットにしたら剃りやすくなり出血の頻度も減りその素晴らしさに感動していた。ヒリヒリ具合はムースにしたりジェルにしたりといろいろと試したけれどどうしても変わらず、髭剃りってこんなものなのかなと思っていた。


もはや「こんなものなのかな」というのも忘れるくらい髭剃り習慣をヒリヒリと共に過ごしていたけれど、先日マツキヨからダイレクトメールが来た。その中にはなんとシックの専用カミソリが。多分マツキヨの利用状況からお試しとして送ってきたのだと思うのだが、髭剃り=ヒリヒリはもう常識になっていたので今更カミソリメーカー変えても変わらないでしょ、と思っていた。


そんな考えだったので、シックのカミソリは使い捨て用として使おうと思っていた。切れ味落ちるまで使って、同様のヒリヒリ味わっておしまいだな、と。
ところがどっこい(死語)、使ってみると感動的な剃り心地。刃の部分に含まれているジェルのようなものが優しく肌をなでてくれて、ヒリヒリ感がない。切れ味が良すぎるということはなく、剃り残しなく適切にツルツルになる。


カミソリ変えるだけでこんなに変わるのかという眼から鱗と、どれも同じだとずっと思っていた自分の思い込みなんだったんだろうという後悔が風呂場で湯気に溶けていく。メーカーによって全然違うのね。
しっかり剃れるというジレットの良さもあるけれど、自分くらいの髭ならシックのほうがいいかも。と、いうわけで早速ジレットからシックに乗り換え。ボディはこの試供品が使えるので替刃だけを購入した。
マツキヨの試供品マジックにやられた感じもするが、それでも良い物に出会えたならそれは素直に評価したいし受け入れたい。
ある程度長く使って本当に変えて良かったと思えるか判断したい。遂に解決されるか、長年のヒリヒリ。