フィクション、ノンフィクションの両方が収録されているような小説。どの話にも共通するのがバイクが出てくること。そしてタイトルにあるように主にキックスタートのSRが出てくる。
読むととにかくバイクに乗りたくなる。バイクに乗っている時のあの感覚、バイクに乗れていない時のあの気持ちが文字からにじみ出ている。おとなしい感じの書き方なのに無性に心の穴ぼこに訴えかけてくる。
読み終わった後、当然のようにバイクに跨っていた。夕焼けを見ながらちょっとだけツーリング。この小説、いい。
- 作者: 斎藤純
- 出版社/メーカー: 廣済堂出版
- 発売日: 1998/08/01
- メディア: 文庫
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