京極堂ではなく弔堂。こちらは本を弔う本屋なので弔堂。京極堂と違い事件が発生するわけではなく、訪れた人に本を紹介するのがこちらの特色。紹介されるのは誰もが知っている歴史上の人物。
事件が起きず弔堂内の話が主なので、派手さはないがじっくりと読ませてくれる。最後の話に出てきた中禅寺なる人物は、京極堂のほうの中禅寺とどういう関係なのか。「由良」という名前も出るし、京極堂シリーズと全くの無関係ということはないだろう。ぜひぜひ続編が出てほしい。
- 作者: 京極夏彦
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2013/11/26
- メディア: 単行本
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