『〜者』シリーズ。
福田和子逃亡事件をモチーフとしているのが伝わってくる作品。しかし、ルポでもノンフィクションでもないので、もちろん同じ展開、結末ではない。
新潟、青森、など逃亡を続ける。逃亡先で捕まりそうになる場面は文字なのに迫力がすごい。
後半の時の進み方と逃走犯の弱り具合から道が狭まっているのがわかり、真相がなんとなく想像できるけれど、それでも全てが明らかになり一つになるシーンでは驚いてしまった。最後まで読んでまた冒頭の部分を読み返してしまう。
- 作者: 折原一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2012/02/10
- メディア: 文庫
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