燃やしたい、命

3ヶ月近く経ったとは思えない光景だった。すぐ側に見える海がこの地域を飲み込んだと信じられなかった。
ここは家だとはわからないくらいだったけど、賞状や写真、年賀状が出てきてわかってきた。
おばあちゃんの「また畑作る」という一言に未来があったし強さを感じた。最後の「ありがとう」というおばあちゃんからの言葉には何も言えなかった。