装丁と文字の大きさ、ルビの振り方はが児童文学っぽいのに中身は大人もびっくりのドロドロダーク。いわゆるジャケ買いで子どもが買ったら絶対にトラウマになるはず。本読むこと自体怖くなるかも。大人が読むと子どもでは気付かない深い恐ろしさにゾッとする。
最後の最後の「真の」真相には思わず「えーっ?」となった。と、同時に混乱して真相が本当に論理的に説明できるのか読み返してしまった。真相がそっちだと思うと余計恐ろしいというか気持ち悪くなる。これは大人でもショック受ける。
「鈴木君は神様」―それは絶対的な真実として読むしかない。
- 作者: 麻耶雄嵩
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2005/07/07
- メディア: 単行本
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