地元のＫの旦那が去年結婚した。先週旦那と嫁はんの愛の巣に嫁はんの友達が遊びに行き、そのときにＫの旦那得意の手料理をご馳走になったらしい。カルボナーラ、冷しゃぶ、大根の煮物とどれもおいしかったと遊びに行ったＦさんからメールが来た。
そういう内容のメールがが楽しそうに来たものの、こちとら昨年アドレス帳をぷよぷよよろしく全消ししてしまったので、誰かわからず敬語でこちらの事情を伝え名前を聞いた。昨年からこんなことをちょくちょくやっている。前の携帯から手打ちすればいいのだけど面倒くさいのでやっていない。
どなたですか返信が終わり、ようやく来た内容に入ると、今度は「カルボナーラ」がわからない。正確には完全にわからないわけではないけれど、そのときは「はい、カルボナーラ」と言われても頭に浮かばなかった。メール相手わかったと思ったら今度はメール内容の単語がわからない。
カルボナーラ？カルボナーラ？カルボナーラカルボナーラカルボナーラカルボナーラカルボナーラ・・・声に出さず頭の中で何度も繰り返すと「カルボナーラ」というものがいよいよわからなくなってくる。はて、カルボナーラ。さて、カルボナーラ。どやさ、カルボナーラ。
相手はカルボナーラが何なのか知っているのにこっちはわからない状態。知っているふりをするくらいなら正直に聞こうと思い、正直にカルボナーラが頭に浮かびませんと聞いたら丁寧に教えてもらった。
あー、カルボナーラってスパゲッティみたいなやつですな。なんか白い細いスパゲッティみたいなものだった気がする。麺は安売りのカップ麺以外ほとんど家で食べないから浮かばなかった。そうかそうか、スパゲッティか。
しかし頭に浮かんでいるカルボナーラが本当にカルボナーラなのかはわからない。今度コンビニかスーパーで売っていたら買ってみよう。結婚式の写真をスライドショーで見ながらカルボナーラを食べる、なかなか豪華な気がする。それよりも愛の巣に行ってＫの旦那に作ってもらったほうが豪華だな。それよりも嫁はん見つけて作ってもらったほうが豪華だな。あ、でもそれはいいや。
