僕の、高校の音楽は、ANNだ。(公開前某映画風)

高校の頃は録音したラジオを聴きながら登校するのがデフォだった。基本はANN。日替わりでいろんな人たちがやっていたよなあ。小学校の頃に親が買ってくれたラジカセを大切に使って、ラジオ録音の方法も覚えて録音していた。ちょっと話は脱線するけど春夏秋冬に合う曲をテープに一曲一曲録音していたなあ。特に毎年夏はサザンばかり。
月曜は日曜に録音した福山さん(ましゃ)と山下達郎さんの番組を聴きながら登校。それ以外はANNかCDから録音した曲を聴きながら登校。当時もMDやCDプレーヤーがあったけどテープだった。妹が買ったウォークマンを無理矢理、ほぼ強奪といっていい形で手にして使っていた。
今の若いもの(年寄り風)はCDが中心で、CD-Rだの±RWだのは知っているけど、テープに「メタル」とか「ハイポジ」とかあること知らないんだろうなあ。いや、勝手な思い込みだけど。私が高校の頃は借りたCDはリッピングやCD-Rに「焼く」のではなくテープに「録音する」だった。「やっぱりハイポジはノーマルより音がいいよな」とか言いながら聴いていたものだ。
なんだか昔話。といってもそんなに昔のことではないような気がするけどなあ。ハイポジ用の音楽、メタル用の音楽、何度も上書きするやつは安いノーマル、なんて使い分けをしていたあの頃。20分くらいの登校時間を耳に入るラジオ番組とともに走っていた。
高校の頃聴いていたナイナイのANNを今も聴いている。まさか高校の頃の自分が将来の自分が同じようにナイナイのANNを聴いているとは思わなかった。さすがに松村邦洋のANNは終わっているけど。木村卓球屋のコーナー好きだったなあ。
当時のハガキ職人はアソウタカシ、ガガーリン田中船長、メルヘンウンコ、顔面凶器、ミヤジマシュウゾウ、豚汁師匠、豚汁のジャンパー希望、アサキチ、タニグチマサト...今でも覚えている職人ばかり。
その中の豚汁師匠が今週のANNでハガキを読まれた。今聴いたばかりだけど思わず笑ってしまった。ドリチンのコーナーのハガキに対し即メールを送ったらしく、『箕面市豚汁師匠』として「私の充電器にあなたの携帯電話を充電して欲しかったのでは?」という返答をしていた。笑ってしまった。「豚汁師匠」という名前を聴けたこと、その伝説のハガキ職人がそんな内容を書いたこと、全てが混ざって大笑いした。そりゃ矢部っちから「豚汁師匠最近ペンネームで落ちてるで」と言われるだけあるわ。
年に数回の出オチハガキ職人としてのポジションを確立しつつある箕面市豚汁師匠。どうかもう一度第一線に復活して欲しい。
それにしてもANNの最後の中島美嘉の『Will』は染みた。なんだかよかった。