目が覚めると公園。しかも記憶喪失。そんな男の視点から始まる。
200ページくらいまでは記憶喪失の原因も、男が本当は誰なのかがわからないまま進む。
そしてその後驚愕の事実がわかり記憶が戻り自分の使命を果たそうとする男。
最後まで読んで、見事に騙された。そういうことだったのか。そして真実が明らかになったとき、なんともいえない悲しさに包まれる。そこの描写が真相の説明と同じくらいよくできていると思う。
- 作者: 島田荘司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1998/03/13
- メディア: 文庫
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