マスクのインパクトが強烈な「スケキヨ」が出る金田一耕助シリーズで有名だとは知っていたけど小説を読んだことはないので読んでみた。
怖かった。犯行もそうだがそれ以上に人間の感情というものの恐ろしさを感じた。名作といわれるだけのことはあった。人間というものはこんなに恐ろしくここまで鬼になれるのだろうかと思った。
犯行の描写も文字媒体とは思えないほどリアルで頭の中に浮かんできた。恐ろしい。
石坂浩二が再び金田一役でまた映画にするというニュースを前に見たが、昔のほうをぜひ見たいと思った。これは原作を知っていても映像化されたものが見たいと思わせる作品だった。
- 作者: 横溝正史
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 1972/06/12
- メディア: 文庫
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