『六番目の小夜子』を読んだ

ドラマ化された時にちょっとタイトルを耳にしたけど結局ドラマは見なかった。タイトル聞いた程度だったので内容は全然知らなかった。
読んでみてびっくり。こりゃあおもしれえ。一気に読めた。プロローグの3ページ読んだ瞬間から期待に包まれて読み進んでいった。立ち読みでも何でもあの3ページでひかれたら絶対に読むべき。
高校生活の恋だ友情だのに、生徒に伝わる謎、恐怖の要素が入っていて面白かった。詰まっている要素がよすぎるし、その要素を活かしきった文章力に脱帽。
途中と最後のほうに不可解な点がいくつかあり、それが気になったが、全体で見れば非常にいい作りになっている。「ノスタルジーの魔術師」とはよく言ったものだ。面白かった。

六番目の小夜子 (新潮文庫)

六番目の小夜子 (新潮文庫)