ルビー

寺尾聰、充実クランクアップ「博士の愛した数式」


寺尾聰の演技は好きだけど、私が描いていた小説の博士にはどうも合わない。そんなに濃い顔ではなくて、もっと内に秘めたる明るさと自然な優しさが溢れ出る感じ。吉岡秀隆も大人になったルートのイメージではない。あくまでも私個人の考えだが。
題名に「博士」「数式」とあるが、博士以外は数学の知識がそんなにないから、難しい話はない。家政婦の息子(小学生)が興味を持てるような、とても楽しく不思議な数学の話が簡単な内容で出てくる。
書店で話題になった本と紹介されていただけあって、看板に偽りなし。小説はすごく面白く感動したから、映画も良い評価を受ける作品であってほしい。

博士の愛した数式

博士の愛した数式