仕事とは、人生とは

この前アメトーーク課長島耕作芸人をやっていて、久しぶりにまた読みたいなと思ってレンタルして読んだ。


学生の時に読んだのと社会人になって読むのでは感じ方が全然違った。社会に出て仕事というのが生意気にも少しわかったからこそ大変さや達成感も伝わってくる。
また、作品の内容は80年〜90年代はだいぶモーレツ社会だったんだなあと感じる。転勤をすぐに受ける人を一番上の査定にして、考えて受ける人は次の査定、断る人は最低査定なんて、今なら大抵の人が無理な話も堂々と書かれていた。また、喫煙シーンが頻繁にあったり、女子社員はお茶汲みをしていたりと、昔の会社というものが良く見える。
まあ島耕作の抱きまくりシーンが一番ぶっ飛んでいるんだけどね。



現代でそのまま連載したら人気出ないどころか炎上するかもしれない。名作でもその時代に出さないと評価されないのかもな、と思った。
それでも普遍的な部分はある。派閥や政治に関わらず、自分のやりたいと思う仕事を一生懸命やる姿、部下を思い上には正しいと思ったことをしっかりと言う姿勢にはやはり感動する。こんな上司、管理職がいないからこそ感情移入して読んでしまう。


会社の時間以外にも会社のマンガかよと思いつつ、のめりこんでしまった。


課長島耕作 (1) (モーニングKC (43))

課長島耕作 (1) (モーニングKC (43))