君だけに夢をもう一度

今週の『真夜中のハーリー&レイス」のゲストは今年でデビュー25周年の天山だった。
新弟子・若手時代、NWO、テンコジ、そして今年のラストG1と、天山広吉というプロレスラーのプロレス人生を駆け足で聴いた感じだった。
こう書くと真面目なインタビューに思えるけれど、実際は笑いを含めながら気楽に楽しく聴けた。特に新弟子時代の平成維震軍との絡み、破壊王橋本の無茶苦茶話は思わず聴きながら吹き出してしまった。未だにどの媒体でも言っていない、橋本真也人間性が疑われるというようなトンパチエピソードって何だったんだろう。
今はベテランの域に達していてエーオラー!カマン!と吠えている天山にも若い時代があったんだよなーと懐かしくなった。


そんな天山の番組途中の曲リクエストはサザンの「君だけに夢をもう一度」。サザン好きの天山らしいセンス良い選曲だなあと思った。
当然天山は自分が好きだからという理由でリクエストしたのだと思うけれど、アップテンポだけど突き抜けた陽の曲調ではない、AメロBメロと進行していくと段々と切なさが増してくるこの曲は、円熟を増しいよいよ最後のカウントダウンに突入しようとしている今の天山に重なる気がした。


改めてプロフィールを見ると天山45歳か!ファイトスタイル、見た目(ヤンキー後ろ毛含む)が変わらず普段は全然年齢を意識しないので、45歳という数字を見るとびっくり。なんなら蝶野・ヒロ斎藤の狼軍団の頃の若い天山を想像してしまう。


そういえば”あの人”も「君だけに夢をもう一度」が好きだったな。学生の頃も社会人になってもトンパチな生き方をしているな。お盆は「センセイ」なんて呼ばれていたけど、冗談じゃねえ!とんだ変態だ!
”あの人”の生き方も陽気な感じなだけじゃなく、時には陽と反対の時もあったし、切ないこともあっただろうから今は今で「君だけに夢をもう一度」が似合いそう。
変態度は円熟を増しているけど人生のカウントダウンはまだまだ先だからこれからもカマン!と暴れてほしい。家庭内暴力という意味ではなく。


天山同様に久しぶりに見てもあまり年齢を意識しないから高校の頃のあのままな印象だ。一人狼軍団として今のリング、いやキャンパスで戦っていくのだろうか。人生は”チャレンジ”だ!