『死ぬのがこわくなくなる話』を読んだ

虚なのか実なのか、半信半疑で読みつつも惹かれていく不思議な作品。
途中の人工冬眠、DNA、ハードウェアの肉体がなくてもソフトウェアの記憶さえ完全に復元出来ればそれは死んだことではなく生き続けていることなのか、といったところまでは半信半疑から若干”信”のほうに傾いたけれど、終盤はちょっとフィクション色が強すぎて客観的な見方になってしまった。
それでも最後の最後に本当なのかな、と思わせる演出があるので読了しても不思議な気持ちになる。

死ぬのがこわくなくなる話 (星海社FICTIONS)

死ぬのがこわくなくなる話 (星海社FICTIONS)