バレバレ

茶店でドリンクを飲み、マッサージ屋でマッサージ、松屋でキムカル丼を食べる。それからルーレットとブラックジャックでギャンブルを楽しむ。
さらにパチンコやボーリング、バッテングセンターと遊んでいい運動をしたらプロントで軽食。それからダーツとビリヤードしてから埠頭まで釣りをしに行く。
麻雀で半荘打ったらキャバクラ。フルーツ盛り合わせと高いお酒を頼んで楽しい一時を過ごす。


って、これ全部龍が如く4の話。バレバレだと思うけど。
そして龍が如く4クリア!!!
めっちゃ面白かった!映画のようなクライマックスに息を呑んだ。
今回から操作できるキャラが桐生一馬一人ではなく四人になったが、このシステムが素晴らしかった!四人いるので今回の大きく描かれた絵を様々な角度から見ることができた。四部構成になっていて、最後にそれが重なっていく展開に圧倒された。
軽い感じがするものの、しっかりとしたポリシーの元に行動する金貸し秋山、十八人殺しの死刑囚ながら地下闘技場で涙を流す人間らしさを見せた冴島、神室町のダニと呼ばれるほど賄賂にまみれながらも守るべきものは守り真実を知ろうとする谷村、そして自らの信念をブレずに貫き通す桐生。この四人だからこそここまで龍が如く4が面白くなったのだと思う。今までのシリーズの中で一番面白かった。龍が如く1の消えた100億円の事件が4で出てきて、さらにそのもっとどす黒い真相まで繋がるとは。一発の銃弾から始まった事件が、25年前の十八人殺し、そして100億円事件と絡み合っていくストーリーはシリーズ屈指の濃厚な出来だった。そしてどんでん返しに次ぐどんでん返し、はっきりいってこんなに驚かされるとは思わなかった。あの超大物俳優に関節技をかけまくれるのは唯一無二このゲームだけ!
主要四人以外にも杉内や葛城などの周りを固めるキャラクターもとても深く熱く描かれていて作品全体の厚みを作り出していた。前作で凶悪な面を見せた浜崎が今作で見せる姿にグッときた。
真島の兄さんが今回あんまり派手に暴れ回らなかったのがちょっと残念。「桐生ちゃ〜ん」のあの声とあのクレイジーさをもっと見たかった。
脇を固めるメンバーで一番好きだったのは花ちゃん。あのキャラは脇役ながらも主役勢を食うくらいの魅力だった。花ちゃんは最後の最後まで見逃せなかった。
もう、とにかく、面白かった。そういうこと。
本編もすごいがタイアップ具合もすごい。食事系では和民追加がよかった。店だけでなく看板にニコニコ動画やモバゲー、ゼブラーマン2などの映画などがあり、とにかく現実の世界に感じられるくらいたくさんのタイアップ広告があった。タイアップの店に行ったり看板を見ていると実際の店のほうに行きたくなる。見事にタイアップ戦略にハマっている。とりあえず松屋とプロント、和民に行きたくなった。プロントは日中と夜でメニューが変わるが、ゲームの中でも同じようになっていて、細部までのこだわりを感じた。
遊び系はこれだけでしばらく遊べそう。
初クリアでトロフィーが35%だったので、これからまだまだ楽しめそう。トロフィーがものすごくいっぱいある。遊び系を極めればかなり集まりそう。地下闘技場で落合福嗣を鍛えたり全キャラのサブストーリー見たりと本編クリアだけでは終わらない。
発売を待っていてよかった!本当にそう思える作品。龍が如く大好き!素晴らしかった!!!


龍が如く4 伝説を継ぐもの - PS3

龍が如く4 伝説を継ぐもの - PS3