よいお年を

ストーブの前で家電量販店のチラシを見るのが毎年大晦日必ずやる仕事。実際初売りに行って何か買うということはしないけれど、チラシを見ているだけでワクワクして楽しい。これいいなあと思ってチラシを眺めているのがいい。


2009年も終わる。いろいろあったけれどこうして去年と同じくストーブの前でチラシ見ているんだから何とか過ごせたんだろうと思う。
今年一番の出来事は三沢光晴の死だった。子どもの頃からの私のスーパースター、スーパーヒーローが亡くなった。信じられなかった。やられてもやられても立ち上がる姿、辛そうな表情から鬼の形相になり向かっていく姿、強い信念を持った姿、下ネタを言う姿、他人を思いやり仁義を貫く姿、全てが憧れだった。勝っても負けてもその姿は格好よかった、心に響いた。
もういない。それが悲しい。亡くなってから半年以上経ってもまだ受け入れられないところがある。三沢ってすごいんだよ。すごいって言葉で簡単に言えないほどすごいんだよ。三沢光晴のことを話そうとするとまだ泣いてしまいそう。当分は話せそうにない。でも三沢ってすごいんだよ。いつまでも忘れない人。いつまでも私のスーパースター、スーパーヒーロー。


いいことはみんなのおかげ、悪いことはみんな自分のせい、という思いで来年も過ごしたい。そして苦しい時、三沢光晴の試合中の姿を思い出して歯を食いしばって頑張りたい。あの膝をついた状態から立っている相手をキッと見上げる表情が自分もできるよう必死に立ち向かいたい。


よいお年を。