『心霊探偵八雲10 魂の道標』を読んだ

前作の9から5年。出るまで長かった。5年ぶりの新作なので中身完全に忘れているかと思ったけど、読み進めていくうちに記憶が戻ってきた。それだけ9が衝撃的な内容だったというのもあるけれど。
相変わらずテンポ良く場面が変わっていき非常に読みやすい。かつうまく引き込む描写になっている。
今回は心霊現象自体はあまり深くないけれど、いろいろな人の思いと覚悟のほうに重きを置いているのでスカされた感じはない。10で遂に八雲の方向性が定まった感じがある。
次への余韻が残った状態で終わったけど、次回作は結構辛い展開が続きそうだ。まずは間を空けずに次を出してほしい!

心霊探偵八雲10 魂の道標

心霊探偵八雲10 魂の道標