三沢光晴十三回忌

2009年6月13日から12年、三沢光晴の十三回忌。あれからもう12年が経ったのかと驚く。ただ、それは去年ももう11年かと思っていたし、一昨年も同じように思っていた。


今年も三沢さんの命日が来た、朝起きてそう思いながら過去の三沢の試合を見て、それからスパルタンXを聞きながらランニングをした。もちろん頭の中には「ミッサッワ!ミッサッワ!」のコールがスパルタンXに合わせて大音量で流れる。汗を流しながら走る自分を少しだけ三沢に重ねたけど、どう考えてもあんな極限の肉体と精神の持ち方をした不世出の天才にはなれない。


三沢がエルボーする姿、タイガードライバーをかける姿、エメラルドフロウジョンで相手をマットに沈める姿、キッと睨む表情で立ち上がる姿、どれを思い出しても勇気づけられるし、もう少し頑張ろうと思える。でも、それと同時にもう三沢はいないんだよなと思う。今より遥かに感受性の高かった子どもの頃に出会ったスーパースターが、もういないという虚しさと悲しさは何年経っても埋められない。


ずっと忘れない、そして今でも三沢を思い出して勇気づけられて少しでも頑張っていけるというのが、ファンとして三沢にできることだと思う。自分が死ぬまで三沢のことは忘れないし、これから先また辛いことがあればスパルタンXと共に立ち上がろうと思う。


今年も6月13日が来た。子どもの頃からのスーパースターが今もスーパースターと再確認する日。今年もスパルタンX、来年もスパルタンXが鳴り響く。