『Winny 天才プログラマー金子勇との7年半』を読んだ

Winnyの技術や作者の金子さんについては他の技術書などがあるのでそちらに任せて、といった感じで、この本はWinny事件について弁護士の壇さんの視点から描いている。そのため、主に裁判についての内容になっている。
それでも、金子さんがどういう人だったのか、どれほど素晴らしい技術と知見を持っていたかが伝わってくる。いろいろなエピソードで人間味溢れる人なのも伝わってくる。
逮捕・裁判で開発ができなかった時間は本当にもったいなく、あまりにも早く亡くなったのは本当に日本の損失だったと思う。YouTubeTwitterは日本から生まれていたし、現代ではもっとコンテンツについて画期的な処理、サービス、アプリが生まれていたのかもしれない。
もったいなかった、本当にもったいなかった。